Q No-Z(ノーゼット)はナゼ環境にやさしいの?
A ワームのズレ止めパーツとなるゴムやプラスチックなどを必要としない為、
  フック単体が水中に残されても、時間とともにすべて錆びて無くなってしまうからです。
  もちろんフック自体の素材は鋼(はがね)なので環境ホルモン等も出しません。

Q 今までのオフセットフックと何が違うの?
A Z部(クランク部)が無いことが大きな違い・特徴です。 
  アイと一体形状のたった数ミリの突起が驚くほどワームのズレを止めます。 
  その結果Z部を採用する必要がなくなったのです。
  ズレ止めの効果はZ部の比ではなく、ワームの先端が裂けるまで止まり続けます。
  また、ズレを直す手間もズレ止めパーツを付ける手間も省けるので手返しが良くなります。
  この突起を考案者の名を取って「矢野ストッパー」と名付けました。

Q Z部が無いと環境や手間以外にどんなメリットがあるの?
A ・アイ〜針先の空間が広がり、フッキング性能が上がります。
  ・力学的に無理が無く、強く折れづらくなります。
   (もう少し詳しく)
   オフセットフックの急角度に折れ曲がった部分には力が集中します。
   しかしNo-Zのアイ〜針先には急角に度折れ曲がった部分が無く、
   全域にわたって緩やかな曲線でデザインされています。
   大物が掛かってもフック全体に力が分散され、強く折れづらくなっているのです。

Q 他にこだわりはあるの?
A 意外と知られていませんがフッキングの瞬間、針先は外側に開きながら刺さって行きます。
  アイに引かれる力の方向と、針先の向く方向がズレて力が逃げてしまうのです。
  そこでNo-Zは針先をストレートでは無く、内周のラインに合わせた特殊な形状にしてあります。
  針先が反りづらく常に直角に刺さるようになり、力が一点集中される設計になっています。
  このデザインは、ピラニアの歯や動物の爪、鳥のクチバシなどをヒントに、
  実験と実釣を重ねてたどり着いた形で、最小限の力でも最高の刺さり約束します。

Q バーブ(返し)が奥の方にあるのはなぜ?
A 針先が食い込んだあと、魚はフックの内周に沿って力が掛かりながら一番奥まで刺さっていきます。
  その時、段々太くなるテーパーの途中にバーブがあったとしたらどうでしょう?
  太くなるにつれ増えていく抵抗が、バーブのところで突然大きくなってしまいます。
  No-Zはバーブの位置を実用範囲内のギリギリ奥まで下げ、さらに必要最小限にすることによって、
  貫通力(=抵抗)が安定したテーパー後に、一気に一番奥まで刺しきることができます。
  もちろんすべてはフッキング動作の一瞬の間に起きることです。
  しかし、フッキングが遅れてしまった・伸びのあるラインを使っていた・遠投した先で魚を掛けた等、
  フッキングが甘くなって魚がバレてしまった苦い経験がある方には、効果を体感して頂けると思います。